10月27日投開票の衆院選を巡る特集、24日は鹿児島県霧島市と大隅半島、種子島・屋久島からなる4区です。
自民党・前職で党の幹事長を務める森山裕さんに、社民党・新人の山内光典さんが挑む構図となりました。
自民・前7 森山裕候補
「我が国の政治の間違いなきよう、期してまいりたい」
石破新総裁の下で自民党のナンバー2である幹事長に就任した、自民党・前職の森山裕さん。
連続当選7回と盤石の地盤を持つ。
しかし、幹事長となった今回は公務に追われ、衆議院解散後、初めて地元に戻ってきたのは公示2日前だった。
自民・前7 森山裕候補
「自分が選挙区にいられないということほど不安なことはない」
さらに今回の選挙は、裏金問題で自民党に逆風が吹いている。
自民・前7 森山裕候補
「夜間高校卒業である森山裕が、たった8名の政策集団を率いてきた森山裕が、自民党はその森山裕を幹事長にした。これこそが自民党が変わっているという証左であるということをぜひご理解いただきたい」
公示日当日、森山さんの姿は候補者の応援のために訪れた石川県にあった。
鹿屋市で行われた出陣式では、支援者らにVTRで思いを伝えた。
VTR
「今後も『政策は現場にある』という気持ちで頑張っていきたい」
そんな中、森山さんを支えようと関係者は奔走する。
自民党・坂本哲志国会対策委員長
「市議会議員から、農業から、地域から、はい上がるように出ていった人は森山先生しかいない」
10月20日には自民党の坂本哲志国会対策委員長が西之表市入りし、森山さんの支持を訴えた。
そして、24日ー
選挙期間中、初めて本人が出席する地元での集会が開かれ、支援者らを前に政権の
継続を訴えた。
自民・前7 森山裕候補
「デフレからの脱却を図り、冠たる国家を目指すことが、今日本にとって一番大事なこと」
連続当選8期目へ、自民党幹部として圧倒的勝利を狙う。
社民・新 山内光典候補
「今、国と地方の関係は上下関係になろうとしている」
そんな森山さんとの一騎打ちに挑むのが、霧島市で第一声を上げた社民党・新人の山内光典さんだ。
種子島の西之表市出身で、2023年の県議会議員選挙にも出馬したが、約1000票差で及ばなかった。
公示日翌日には、地元の西之表市で出発式を行った山内さん。
馬毛島で進むアメリカ軍の訓練移転や自衛隊施設の整備への反対を訴えた。
社民・新 山内光典候補
「中国、北朝鮮、ロシア、必ず基地のある部分を攻撃してくる。戦争を誘因するような自衛隊基地はどこの場所にもいらない」
2024年4月から社民党県連合の副代表となった山内さん。
そんな山内さんを応援しようと、10月17日には福島瑞穂党首も鹿児島入りした。
福島瑞穂党首
「山内さんはすごく熱い人で、ものすごく根性があって思いが熱い。絶対に軍事基地化をさせない、平和が大事ということでブレない」
福島党首は山内さんとともに街頭演説を回るなど、徹底した支援を行う。
福島瑞穂党首
「なんとしてもこの鹿児島4区で山内光典さんを当選させたい。(九州)ブロックでも当選者を出したい。非常に重点地区」
国政選挙初挑戦の山内さん、「自公政権を終わらせ、国民のための政治を作る」と、自民党幹部からの議席奪取を狙う。
社民・新 山内光典候補
「私を応援してくれている労働組合、特に連合、その人たちの声を聞いて国会に届ける。そのために応援をしてもらって頑張っているので。(森山)幹事長のことはあまり気にせずに一生懸命地域の人たちと戦っていく」
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