衆院選の各候補が選挙戦の第一声に込めた訴えや思いをお伝えします。
前回歴史的な結果となった岩手3区は、今回も前の議員同士の一騎打ちとなっています。

花巻市や奥州市・一関市など県南7つの市と町からなる岩手3区。
立候補しているのは届け出順に、自民党の前の議員・藤原崇候補(41)と、立憲民主党の前の議員・小沢一郎候補(82)の2人です。

西和賀町出身の自民党の藤原崇候補(41)。
約10分にわたる第一声の中で少子化対策・子育て支援について約3分の時間を割いて訴えました。

自民・前 藤原崇候補(41)
「子どもたちに対してここじゃないと受けられない教育・体験、そういうものをしっかりと与えることによって、そういう準備をすることで『子供を育てるならこの地域がいい、岩手がいいな』と思っていただく、そういう取り組みがこれから重要になってくる」

また自公政権として長年取り組んだ実績についても3分弱の時間をかけて強調しました。

自民・前 藤原崇候補(41)
「我々は25年しっかりと連立政権としてやってきた実績がある。その実績の中で引き続き取り組みを進めていきたい。息の長い取り組みをするからこそ地域は発展する」

一方、奥州市出身で立憲民主党の小沢一郎候補(82)は、公示日の翌日(16日)地元奥州市で第一声をあげ、約19分のうち8分ほどの時間を使って政権交代を訴えました。

立憲・前=比例 小沢一郎候補(82)
「こんな政治を継続してどうするのか皆さん。私はそういう意味でなんとしても、私の政治生活の中でもう一度3度目の政権交代を実現して、そして次の世代へ譲りたい」

そのうえで5分半ほどをかけて人口減少に対する強い危機感を示し対策を訴えました。

立憲・前=比例 小沢一郎候補(82)
「人口減少というのは国が滅びる最大の要因。本当に都市も地方も安心してみんなが暮らせる、子供を産み育てることができる地域にしなければならない」

前回は藤原崇候補が小沢一郎候補に歴史的な勝利を挙げた岩手3区。
今回5度目となる対決の行方が注目されます。

投票日は10月27日です。

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