衆院が解散され、与野党の大物やベテラン議員が相次いで引退した。自民党の二階俊博元幹事長(85)=和歌山3区=や、立憲民主党の菅直人元首相(77)=東京18区=らが世代交代などを理由に、27日投開票の衆院選への出馬を見送る。

二階氏は自民派閥裏金事件を巡る党処分の決定前に進退を判断し、処分対象外となった。二階氏を最側近として支えた林幹雄元幹事長代理(77)=千葉10区=や、裏金事件で離党した塩谷立元文部科学相(74)=比例東海=も不出馬。

根本匠元厚生労働相(73)=福島2区=や奥野信亮元総務副大臣(80)=比例近畿=も立候補しない。公明党の北側一雄元副代表(71)=大阪16区=や高木陽介前政調会長(64)=比例東京=も退く。

野党では「無敗の男」との異名を取った立民の中村喜四郎元建設相(75)=比例北関東=が地盤を長男に譲る。与野党に幅広い人脈を持つ共産党の穀田恵二国対委員長(77)=比例近畿=も区切りを付けた。〔共同〕

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