小田原潔氏

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件に関係し、公認を得られなくなった前職、小田原潔元副外相(60)が9日、毎日新聞の取材に対し「びっくりしたけど、党の決定は真摯(しんし)に受け止める。応援してくれる支援者や有権者に不快な思いをさせていることに申し訳なく思う」と語った。

 非公認になることは9日朝、記者から知らされた。党から公認料が出なくなり、供託金も自腹になるため、その相談のため支援者らを回っていたという。

 「非公認になるので、選挙の事務的なところでは大きな影響がある。印刷物も『自民党』と書いているところは消さないといけない」と悩みを打ち明ける。そのうえで「無所属で出ても、当選したら自民党(の会派)へ行くよ。もちろん党員だから」と選挙戦を見据えた。【朝比奈由佳】

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