12日の告示を前に9人が立候補した自民党総裁選。
意外な影響が、東京都内のお菓子の会社に出ていました。

歴代首相や政治家の似顔絵を描いた国会名物のまんじゅうを手掛けてきた会社。
13日の発売前に特別に見せてもらったのが総裁選まんじゅうです。

パッケージには候補者9人がずらりと並んでいます。

大藤 代表取締役・大久保俊男さん:
誰が出るんだろう、本当に出るのか、何度も何度も(パッケージに)入れたり外したりしながら今日に至った。

まんじゅうのイラストに9人目の候補として滑り込んだ上川外相は11日、出馬会見を行いました。

上川外相:
熟慮の末、決断をいたしました。総裁選に立候補し、日本の総理として、難問から逃げず、国民の皆さまと新たな日本を築いていきたい。

小泉進次郎元環境相が向かったのは、米どころ・新潟。
雨の中、米作りの現場を視察しようとしたのですが…。

小泉進次郎元環境相:
なんか(雨が)上がってきてますよね?すごい。ようやくここで晴れ男っぷりが出てきた。

晴れ間が見えた次の瞬間、突然現れたバッタを探す場面も。

小泉進次郎元環境相:
あっ!ちょっと入っていいですか?カメラさん後ろ!バッタ!バッタ!

晴れ男のおかげか、何とか稲刈りをし視察を終えました。

一方、高市経済安保相を巡っては、党内から批判の声が上がる事態に。

裏金事件を受け、今回自民党は“金のかからない総裁選”を掲げ、多額の費用がかかる党員などへの文書の郵送を禁じていました。

しかし、高市氏が全国の党員らに送ったというリーフレット。
国政報告レポートとの体裁でしたが、「“令和の省庁再編”に挑戦」などと書かれ、出馬表明の会見で掲げた政策と酷似。

これが「ルールに反するのでは」との声が上がったのです。

10日、高市氏は「8月下旬に郵送作業は終えているので、全く違反行為にはならない」と述べました。

12日に告示される総裁選。
過去最多の顔ぶれとなった候補者の論戦がスタートします。

一方、立憲民主党の代表選の候補4人は11日、能登半島地震の被災地を視察しました。
その後、討論会で防災や復興支援をテーマに論戦を交わしました。

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