物価の高騰が続く中、小中学校の給食費が家計を圧迫しているとして、9月10日、市民団体が岩手・盛岡市議会に対し、無償化を求める請願書を提出しました。
実現へのスケジュールの明確化を求めています。

10日は市民団体「学校給食費の無償化を求める岩手の会」のメンバーが盛岡市議会を訪れました。

盛岡市では内舘茂市長が学校給食の無償化を公約に掲げていて、2023年10月の市議会では、「無償化を求める請願」が採択されています。

しかし、市は無償化への具体的なスケジュールなどは示していません。

このため、市民団体では無償化実現に向けたスケジュールの明確化を求めています。

学校給食費の無償化を求める岩手の会 佐藤浩子さん
「物価高騰のなかで子どもたちが学校給食費の心配することなく、学校給食を食べられるようにスケジュールを明確にしてほしいという思いで、今回もう一度請願にきました」

市民団体では10日、実現への機運を高めようと市議会の各会派に対し署名を依頼し、その署名が入った請願書を遠藤政幸議長に手渡しました。

盛岡市議会 遠藤政幸議長
「保護者の皆さんの負担を少しでも減らしながら、良い教育環境が整えばと思っているので重く受け止めさせていただきたい」

この請願書は現在開かれている9月定例会の最終本会議で採決される予定です。

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