「被爆体験者」が県と長崎市を相手に被爆者認定を求めている裁判の判決が、9日午後に言い渡されます。

「被爆体験者」は長崎に原爆が投下された時、国が定めた「被爆地域」の外にいたとして、被爆者と認められていない人たちです。

原告の被爆体験者44人は(※うち4人死亡)「原爆の放射能による健康被害を否定できなければ被爆者」とした2021年の「黒い雨」訴訟・広島高裁判決を踏まえ、「原爆投下後に降った灰などの放射性降下物の影響を受けた原告に健康被害があったことは否定できない」として、被爆者と認めるよう求めています。

一方、被告の県と長崎市は「広島高裁の判決は法の解釈を誤っている」などと主張し、請求棄却を求めています。

被爆体験者訴訟 原告団長 岩永千代子さん(88)
「私たちはどこまでも真実を求めていきます」

判決は午後2時に長崎地裁で言い渡されます。

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