9月12日に告示される自民党の総裁選挙への立候補に意欲を示している上川陽子 外相(衆議院・静岡1区選出)は9月8日、党所属の静岡県議の有志による激励会に参加し、立候補に必要な推薦人20人の確保状況について「あと一歩」と述べました。

上川外相(激励会にて):
私の思いを受けて止めてくれるひとりひとりと向き合わせていただきながら、対話をかわしながら、ここまで来させてもらった。あと一歩であります。あと一歩であります。緊張感の中、ひとりひとりに最後のお願いをしているところであります。私自身、何もないところからひとりひとり推薦人に支持をいただきながら立候補できる、このこと自体が自由民主党が変わる、日本の政治が変わる象徴となる出来事ではないかという大きな使命を持っていることも理解いただきたい。

上川外相(激励会後の囲み取材にて):
推薦人の確保は最終段階。出馬に向けて万全の体制で臨めるよう準備を加速させたい

上川外相をめぐっては8月25日に「20人をはるかに超える支持をいただいている。いま推薦人をどなたにということの最後の詰めをしている」と推薦人の確保に自信をのぞかせましたが、翌26日は一転して「私の志というか決断に対して、今ひとりひとりに体当たりで対応している。推薦人のことについて目下動いている」とトーンダウンし、29日には「推薦人になっていただくというのは政治家としての強い姿勢を示すものなので大変重い決断。支持と推薦との間にこんなに大きなギャップがあることを改めて実感している」と発言。

一方で、9月3日の会見では「少し目途が立ってきたと思っている」と手ごたえを口にしていました。

上川外相は2000年に初当選し、現在は当選7回。

2007年に第1次安倍改造内閣で内閣府特命担当相(少子化担当・男女共同参画・食育・青少年育成)として初入閣すると、法相を3回務め、2023年9月からは外相に就いています。

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