秋田県の9月補正予算案が2日、県議会の各会派に内示された。一般会計総額は149億円余りで、7月の記録的な大雨の支援・復旧にかかる費用が全体の9割を占めている。

県が2日に内示した9月補正予算案は、一般会計の総額で149億2808万円。このうち9割以上に当たる約140億円は、7月の大雨被害に対応する経費。

予算案には、道路や河川などの土木施設や農業用施設の復旧・修繕にかかる費用として122億8508万円。農家の経営再建に向けた支援などに4億円余りが盛り込まれている。

また、被災者への見舞金として1120万円が計上され、家屋が全壊した世帯に60万円、半壊や床上浸水した世帯には20万円が給付される。

この他、市街地などで突発的にクマに襲われた県民に贈る見舞金など、クマ被害対策の事業費として885万円を盛り込んでいる。見舞金は、けがは最大20万円、死亡した場合は30万円が給付される。入山が禁止されている場所で襲われた場合は、給付の対象外となる。

補正予算案は9日に開会する9月県議会で審議される。

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