自民党は30日、派閥裏金事件を受け党執行部が地方組織を回った「政治刷新車座対話」の開催結果を取りまとめ、公表した。「順法精神や倫理観の欠如」「処分が甘すぎる」など厳しい意見が寄せられたと紹介。一連の対話を踏まえ「党員らの意見を政治改革に適切に反映すべく、党の議論を深める」とした。
開催結果によると、安倍、二階両派幹部らが出席した政治倫理審査会に関し「弁明が政治不信に拍車をかけた。責任も取らず見苦しい」との批判が出た。裏金事件の影響で「党員を辞める人が増えている」との声や、「次の国政選挙は大変厳しい」との指摘もあった。
車座対話は3月から全都道府県で計63回開き、千人超が参加した。（共同）
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