次の衆議院選挙で、福井2区から立憲民主党の公認候補として出馬することが決まった、新人で大学教授の辻英之氏(54)が22日、福井市内で会見を開き、意気込みを語りました。
 
辻英之氏は福井市出身で、高志高校卒業後、北海道大学に進学し、その後長野県に移住しました。現在は、青森大学の教授や子どもや若者を対象とした自然体験などを行う教育団体の代表を務めています。
 
2008年に亡くなった辻一彦・元衆議院議員の次男で、3年前に亡くなった辻一憲・元県議会議員の弟です。
 
会見で辻氏は「より弱い人々が犠牲になり、より強い人が私腹を肥す。こんな社会があっていいのか。こんな政治やってていいのか、そんな思いが強くなった」と出馬の理由を語りました。
 
辻氏は自民党の裏金問題を強く批判し「30年に及ぶ教育現場での経験を生かし、徹底的に県民に寄り添い、若者たちに希望を示せる政治をしたい」と決意を述べました。
 
また、党本部で選挙対策委員長を務める大串博志衆議院議員も同席し「福井は次期衆院選において注目区だ」と強調しました。
 
衆院選福井2区を巡っては、自民党の高木毅・衆議院議員が党派閥の裏金問題で2024年4月から半年間の党員資格停止処分を受けていますが、次の衆院選に出馬する意向を示しています。
  
また福井1区は、自民党で現職の稲田朋美・衆議院議員に対し、共産党県委員会・書記長の金元幸枝氏、立憲民主党公認でサロン経営者の西山理恵氏が出馬を表明しています。

※「辻」は点1つ

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。