自民党の総裁選挙は高市経済安保相が来週にも出馬を表明することで、6人以上が立候補する乱戦模様となっています。
最新情報を国会記者会館からフジテレビ政治部・高橋洵記者が中継でお伝えします。
前回に続き2回目の挑戦となる高市氏ですが、大きなポイントとなるのは、「“保守票”と“女性票”をどれだけ取り込めるか」です。
高市氏は前回、安倍元首相の支援を受け善戦し、今回の総裁選では「安倍路線の継承」を強く打ち出すことで、いわゆる「保守票」を取り込みたい考えです。
背景には、保守路線を打ち出す小林鷹之氏が存在感を高めていることで、改めて「保守派の筆頭格」であることをアピールしたい狙いがあります。
また、周辺は「女性の強みを生かしたい」として“女性票”の取り込みたい考えですが、上川氏と票を食い合う展開を警戒しています。
また、石破氏が22日午後、麻生派を退会した岩屋元防衛相と会談し、支持を固めるなど、各陣営とも動きを活発化させています。
――過去最多の6人以上が出馬する見通しになったが、この乱戦により、誰が有利になったり、不利になったりしそうか?
立候補する人が多いほど議員票が分散することになり、1回目の投票では、党員票がより大きな影響を与える可能性が出てきます。
そうなれば、世論調査で人気の、石破氏や小泉進次郎氏などが党員票で有利になる可能性があります。
実際、ある候補者は、「票が割れるから、いいことだ」と話していました。
ただ乱立した分、決選投票にもつれ込む可能性が高く、そこでは議員票の比重が重くなるため、読み切れない状況となりそうです。
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