福島第一原子力発電所で8月22日に、事故後初めて予定されていた燃料デブリの取り出し作業は、23日以降に延期された。

福島第一原子力発電所2号機では、事故で溶けた燃料などが冷えて固まった“燃料デブリ”の試験的な取り出し作業が22日、事故後初めて予定されていた。
しかし、東京電力によると、作業の手順を間違えるトラブルが発生し着手に失敗。23日以降に延期されることになったが、再開時期は未定。

燃料デブリの取り出し作業は、廃炉の“最難関”とされ、これまで3回延期されていた。
今回の作業は、22日から2週間かけて、3グラム以下の燃料デブリを試験的に取り出す計画だった。
1号機から3号機には、合わせて880トンの燃料デブリがあると推計されている。

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