島根県・竹島=聯合・共同

【ソウル=共同】韓国軍は21日、日本と領有権を争う島根県・竹島(韓国名・独島)の防衛を想定した定例訓練を日本海上で実施した。聯合ニュースが伝えた。ほぼ半年に1回行っており、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権下では5回目。

これまでと同じく非公開での実施で、安全保障などで連携を深める日本を刺激することを避ける意図とみられる。

聯合によると、訓練の規模は抑制的だった昨年12月の前回と同程度で、海軍や海洋警察の艦艇が参加した。海兵隊による上陸作戦は行わなかった。訓練は年内にもう一度実施する見通し。

日本政府は韓国に抗議

外務省は21日、韓国軍が島根県の竹島で軍事訓練をしたとの韓国メディアの報道を受け、韓国側に抗議した。鯰博行アジア大洋州局長が在日韓国大使館の金壯炫(キム・ジャンヒョン)次席公使に伝達した。

鯰氏は「竹島は日本固有の領土であり、韓国軍による訓練は到底受け入れることはできない。極めて遺憾だ」と訴えた。日本側は在韓国の大使館ルートで韓国外務省の金相勲(キム・サンフン)アジア太平洋局長にも抗議した。

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