県警の不祥事を巡り、県議会で設置の議論が進む百条委員会。
これまで賛否を示していない県議会最大会派の自民党県議団は、9月上旬には賛否どちらかの結論を出すことを決めました。

2024年度に入り、現職警察官や元幹部あわせて4人が逮捕されるなど、県警で相次ぐ不祥事を巡り県議会では地方自治法に基づき、強い権限で調査できる「百条委員会」の設置が検討されています。

これまで県議会の総務警察委員会で閉会中審査が行われるなど議論が進む中、最大会派の自民党県議団は百条委員会の設置について賛否を示していませんでした。

この問題を巡り、8月16日、非公開で開かれた各会派の代表者による会議の中で松里保廣議長が自民党県議団に対し、9月11日に開催予定の議会運営委員会までに結論を出すよう要望したということです。

これを受けて自民党県議団は9月5日か6日にも総会を開き、百条委員会の設置について賛否どちらかの結論を出すということです。

自民党県議団・西高悟会長
Q、結論の出し方は多数決になる?
「非常に難しいなので団執行部でそれ(結論の出し方)について今から打ち合わせをするしかない(賛否)どちらになっても説明ができるようにとりまとめるしかない。」

一方、県民連合は自民党が設置に反対した場合は、9月議会の本会議で百条委員会の設置を提案し、採決を図ることも考えているということです。

県民連合・福司山宣介議員
「(県警の説明は)伝聞のものも少なくないので、(関係者に)来てもらって話を聞いて整合性がとれるのか。一定の罰則規定のある中で話を聞くことが大事。
(本会議で)賛否を問うて設置に向けて努力していく」

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