記者団の取材に応じる自民党の石破茂元幹事長(中央)ら=台北市の台湾外交部(外務省)で2024年8月14日午後1時56分、林哲平撮影

 自民党の石破茂元幹事長(67)は14日、9月に予定される党総裁選について、出馬の条件となる推薦人20人が集まった場合は「ぜひとも出馬したい」と意欲を表明した。訪問中の台湾で記者団に語った。総裁選には茂木敏充幹事長(68)らが出馬を検討しており、岸田文雄首相が不出馬を表明したことで、「ポスト岸田」を巡る動きが一気に加速する見通しだ。

 石破氏が出馬すれば、総裁選への挑戦は5回目となる。石破氏は「出馬には20人の議員の推薦が必要で、そろえるのは非常に難しい作業」と述べ、推薦人確保のハードルの高さに言及。一方で「私のようなものでも一緒にやろう、総裁選に推してやろうという方が20人いれば、ぜひとも総裁選に出馬したい」と語った。【台北・林哲平】

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