岸田首相が9月の自民党総裁選に立候補しないことを表明したことを受け、茂木幹事長がコメントを発表した。
茂木氏のコメントでは、「岸田政権は、3年間にわたって、30年続いたデフレからの脱却を進め、大幅な賃上げを実現する、また、防衛力の抜本的強化、GXへの投資拡大とエネルギー政策の転換、少子化対策の大幅な拡充など、大きな政策決定を行い、実行に移してきた」と成果を強調。
また、「外交面でも、G7広島サミットはじめ積極的トップ外交を展開し、国際社会での日本の存在感を高めてきた」として、「わが国が内外の困難な課題に直面する中、内政、外交両面で確かな実績を残してきたと思う」とした。
そして、「政治資金の問題、物価高の問題など、政権として、厳しい状況に置かれていたことは事実だが、岸田総理が総裁選への不出馬を表明されたことは、極めて残念だ」とコメント。
その上で、「総理を退任されるという大変重い決断であり、総理ご自身の判断を重く受け止めたいと思う」とした。
茂木氏は、岸田首相を党の幹事長として政権中枢で支える一方、「総理になってやりたい仕事がある」と述べるなど、総裁選への出馬にも意欲をにじませていた。
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