木原防衛相(左)と処分を受けた増田防衛次官(右)(2日、防衛省)

防衛省は2日、潜水手当の不正受給問題で逮捕者が4人出ていたことを木原稔防衛相に報告していなかった問題で処分を発表した。増田和夫次官を口頭厳重注意にし、すでに退職した三貝哲前人事教育局長は訓戒相当とした。

逮捕権を持つ自衛隊の警務官が2023年11月に4人を逮捕していたものの、木原氏に報告をあげていなかった。

防衛省は7月12日に「特定秘密」の不適切管理や手当の不正受給などで計218人の処分を発表した。このなかにも含めていなかった。木原氏が把握したのは防衛省の担当部局が立憲民主党の会合で示した18日だった。

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