兵庫県の斎藤知事は2日午後4時半すぎ、自身のパワハラ疑惑や贈答品のいわゆる「おねだり」疑惑について調査する百条委員会で、30日に証人尋問を受けることが決まったことについて、「しっかり対応したいと考えています」、「どういった質問されるかはこれから判明するのでしっかり対応したいと思います」などと報道陣の取材に答えました。

ことし3月、兵庫県の元県民局長(60)が斎藤知事のパワハラ疑惑や贈答品を催促する、いわゆる「おねだり疑惑」などを告発しましたが、斎藤知事は『事実無根』と否定。

元県民局長は県から懲戒処分を受けました。

しかしその後、一部の疑惑が事実だったことが判明し、6月からは告発内容の真偽を調べる百条委員会が開かれています。

■30日に知事の証人尋問決定 総務部長が病欠 要職3人が不在

8月2日の百条委員会の会合で、今月30日に斎藤知事に証人尋問を行うことが決まりました。

またそれに先立って、23日には職員10人に対しても証人尋問が実施されます。

百条委員会ではウソの陳述や正当な理由なく出頭を拒否した場合に禁固刑などの罰則規定があり、一連の問題の真相解明が期待されます。

また、8月1日の県議会で、新たに総務部長が病欠していることがわかりました。

県ではこれまでに副知事が辞職、理事が体調不良で降格するなど、要職3人が不在となっていて、県政の停滞は避けられない状況となっています。

■「しっかり調査に対応する」と知事

斎藤知事は2日午後4時半すぎに、百条委員会で証人尋問を受けることが決まったことにてついて、記者団に「しっかり調査に対応させていただきたい」

「これまでの県政状況からすると大きく変わっていると真摯に受け止めている」

「労働環境については、県としてハード面ソフト面含めて対応しているが、まずは仕事については退職や体調不良によって離れられた分を組織としてカバーしながら、日々の仕事をきちんとやっていくことが大事」

「様々な指摘があると思いますが、きょうの検討委員会も含めて日々の業務は対応しているので、職員と様々な県政に対する不安な思いあると思いますが、しっかりコミュニケーションをとりながら努力していきたい」と述べました。

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