自民党の石破元幹事長は27日、鳥取県米子市で開かれた自民党県連大会に出席し、今の自民党の現状について「ここがいけない、あそこがいけないという声ばかり、よくやっているという声はほとんど聞かない」と述べ「今の自民党がおかしいと思われたときに自民党は大敗する」と危機感を示した。

その上で、石破氏は「地域の方々がどう思っているのか、きちんと理解し党本部に反映させることが、自民党の責務だ」と述べた。

自民党が、岸田総理・総裁のもとで行っている、全国47の都道府県を党幹部が回る「車座対話」について「単に開いただけではだめだ」として、自民党に対する厳しい声も含めて、取りまとめた上で「自民党の再建に活かす機会がなければおかしい」との考えを示した。

自民党の総務会で党執行部に対しこうした考えを伝えたことを明らかにした。

石破氏は、9月に予定される総裁への出馬に向けた調整をしているとされ、自民党員も投票を行う総裁選を前に、自民党員、有権者の意見を聞き、党再生を行う必要を改めて強調した。

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