兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、立憲民主党県連の井坂信彦代表は27日、「個人の意見だが、知事は辞職を決断する時期が来ている」と述べた。神戸市内であった常任幹事会後の記者会見で語った。
井坂氏は疑惑を文書で告発した元県西播磨県民局長が死亡したことに触れ、「知事は公益通報をした方を守らなければいけない立場だったが、そういった手続きをせず、最悪の結果が出た責任は大変重い」と指摘。「会見で『国民の負託を受けている』と繰り返しているが、今でもそうおっしゃるのであれば、辞職をし、出直し選挙で勝って証明していただく必要がある」とした。
任期満了に伴う知事選は2025年夏に予定されているが、井坂氏は「遠くないうちにあると想定し、候補者の人選に当たっている」と述べた。【大野航太郎】
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