防衛省は26日、海上自衛隊で潜水手当不正受給による逮捕者が4人出た事案が木原稔防衛相に報告されていなかったことについて「文民統制の観点から適切ではない」との見解を発表した。

防衛相に速やかに報告する仕組みを整備すると説明したが、具体策は示さなかった。

防衛省によると、内局である人事教育局が海上幕僚監部から報告を受け、木原氏に説明をした。5日に人事教育局が事案について説明する際に口頭で懲戒処分について触れたが、逮捕者がいることには言及しなかった。説明の際の資料には逮捕についての記載があったという。

同日の5日に増田和夫防衛次官も人事教育局から説明を受けていた。増田氏には逮捕者が4人いることが説明されていた。防衛省は4人が2023年11月に逮捕された時点で木原氏に伝えるべきだったとの認識を示した。

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