教員免許を持っているものの、教職に就いていない、いわゆる「ペーパーティーチャー」を対象に県教委がセミナーを開きました。

参加者
「夜遅くまで仕事したりすると聞いているがどうなのか」

職員
「8時間ぐらいの勤務になるので、その中で行うことが基本。どうしてもというところはあるかもしれないが、家に持ち帰ってしなければならないというわけではない」

セミナーには教員免許を持つ約100人が参加しました。

県内の公立の小中学校や高校、特別支援学校では教職員が40人不足しています。(6月1日現在)

背景には定年退職者や離職者の増加があります。

県教育委員会は免許を取得したものの、教職に就いていない人を呼び込もうと、仕事内容や休暇制度などを紹介するセミナーを2023年から開いています。

参加者(小学校を離職し約20年のブランク)
「ちょっとブランクがあるので、先生のお手伝いぐらいだったらできるかな」

県教育庁働きがい推進室 山下健哲 室長
「黙って待っていては(教職に)来てもらえるような状況ではないので、学校に行きやすい環境をこちらから準備して色んな人に教育に参加してもらいたい」

これまで教員が担っていた部活動の指導を外部に任せる負担軽減策や、学生たちと交流の場を作るなど、県教委は教職員確保へ様々なアプローチをしています。

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