海上自衛隊での相次ぐ不祥事を受けて辞任した、海自トップの酒井海上幕僚長の後任として、新に齋藤聡自衛艦隊司令官が19日、海幕長に着任した。
海上自衛隊を巡っては、特定秘密の不正な取り扱いや、潜水手当の不正受給など不祥事が相次ぎ、酒井前海幕長は辞任した。
着任式を終えた齋藤新海幕長は、引き継ぎで「厳しい安全保障環境を考えると、立ち止まることはできないと思うので、目を前にしてしっかりと進んでいきたい」と意気込みを語った。
また、今回の相次ぐ不祥事に関しては「しっかりと対応も含めて取り組んでいきたい」と強調した。
海上自衛隊では着任式に先立ち、先週公表した不祥事の処分内容に不備があり、潜水手当の不正受給で4人の逮捕者が出ていたにもかかわらず公表していなかったことが明らかになるなど、齋藤海幕長にとっては課題を引き継いでの船出となった。
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