職員へのハラスメントが認定された福岡県宮若市の塩川市長に19日、議会から2度目の不信任案が提出され、否決されました。

宮若市では19日午前10時から臨時で議会が開かれ、市議8人が塩川秀敏市長に対して2度目の不信任決議案を提出しました。

塩川市長を巡っては職員へのハラスメント問題が去年発覚し、2月の議会で初めて不信任決議案が提出されましたが否決となっていました。

6月には市の百条委員会が塩川市長によるハラスメント行為8件を認定し、市長は職員らに謝罪したと説明していましたが「市長の政治的責任は免れない」として19日に不信任決議案が再提出されました。

審議の結果、議会に出席した市議14人のうち賛成10人、反対4人となり出席議員の4分の3以上の同意が得られなかったため不信任案は否決されました。

◆宮若市 塩川秀敏市長
「2回目出されたことは議員の方々の提案なので、議会の意見として真摯に受け止めざるを得ない」

塩川市長は今後、9月議会に自身の給与を6カ月間3割カットする条例案を提出するとしています。

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