記者会見で質問に答える共産党の田村智子委員長=国会内で2024年7月18日午後2時41分、平田明浩撮影

 共産党の田村智子委員長は18日の記者会見で、この日で就任から半年を迎えたことについて「共産党を強く大きくする責任を持つ立場になった。重さを改めて感じる半年だった」と振り返った。

 田村氏は1月18日の党大会で、志位和夫前委員長の退任を受け、結党以来初の女性委員長として就任した。

 会見では「ジェンダー平等、気候危機などを政策面で、市民の運動から学んで発展させた」と強調。一方で「共産党のイメージの中で固定的に持たれているものが偏見も含めてある。ここを打破していくような新しい党の打ち出し方は、党自身の宣伝の仕方も含めて変えていかなければいけない」と語った。

 また就任以来の政治情勢について「自民党政治の行き詰まりは日に日にどん詰まりになっていくということが明らかになってきた」と指摘。「市民と野党の共闘の再構築ということに全力を尽くしていかなければならない」と主張した。【田辺佑介】

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