高齢化が進むなか自宅で暮らし続けたいという患者のもとを看護師が訪ねる「訪問看護」への需要は高まっています。
その訪問看護を巡る様々な課題に対応するための拠点が岩手県盛岡市に開設されることになりました。

県訪問看護総合支援センターが設置される盛岡市緑が丘の県看護協会では、7月16日に関係者が出席して開所式が開かれました。

訪問看護師は自宅で暮らす患者のもとを訪ね健康管理や処置を行う役割を担っていて、県内には113カ所の訪問看護ステーションがありますが、人材不足など様々な課題を抱えています。

センターではそうした課題の解決を支援するため、各事業所からの相談への対応や研修を通した人材の育成、医療機関と訪問看護師との関係強化などに県と連携して取り組みます。

県訪問看護総合支援センター 高橋栄子センター長
「1カ所のステーションではできないけれど、2カ所3カ所のステーションと連携すれば、医療依存度の高い方も退院して在宅で療養できるので、地域の力になっていきたい」

県訪問看護総合支援センターは8月1日に開設されます。

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