ポスト岸田総理の1人とされる自民党の茂木幹事長がこの週末、広島入りし、学生や女性との対話集会を行いました。総理のお膝元入りに、9月の総裁選に向けた揺さぶりとの見方も出ています。

【自民党・茂木敏充 幹事長】
「ほんとはね、焼きそばが得意なんだよね」
Q広島のお好み焼きも?
「広島のお好み焼きは高度だから、なかなかね」

こう言いながら「関西風」のお好み焼きを鉄板で焼くのは自民党の茂木敏充幹事長です。
6日、東広島市で行われた女性との対話集会に参加し、エプロン姿でお好み焼きを振る舞いました。

茂木氏「最近、若手の皆から『意外と敏充』って言われるんです」
女性陣「(笑)」
茂木氏「料理もそこそこです、意外と」

政治の舞台とは違う一面をアピールする茂木氏。
写真撮影にも笑顔で応じていました。

続いて行われた学生との対話集会でも・・・

【自民党・茂木敏充 幹事長】
「自民党の幹事長というとなんかすごく威厳があって怖いとか、永田町のことしか考えていない、こんな風に思われがちかもしれないんですけど。若い人たちがそれぞれの個性を伸ばして思いっきり活躍できる、その社会をぜひ実現していきたい、これがライフワークだ」

緊張する学生たちを前に、「意外と色んな話題にもついていける」と9月に予定される自民党総裁選を見据えてか、親しみやすさをアピールしていました。

「次の総理にふさわしい人」を聞いたFNNの先月の世論調査では0.4%と13人中10位だった茂木氏。

【自民党・茂木敏充 幹事長】
「きょうはとってもなんというか、楽しくて有意義な意見交換ができました。頑張ります」
【若木記者】
「広島は岸田総理の地元ということで総裁選について関心が高いんですけど」
【自民党・茂木敏充 幹事長】
「・・・・」

幹事長として総理を支える立場でもあるため、岸田総理の去就を踏まえて判断するとみられています。
派閥の裏金事件で内閣支持率の低迷が続き、「岸田降ろし」の動きもみられる中、地元、自民党広島県連の中本隆志会長代理は・・・

【自民党広島県連・中本隆志 会長代理】
「岸田総理は本当に何とか改革しなければいけないという思いで今改革しておられますので、我々は今、改革の機運を弱めることなく、引き続き岸田総理大臣に総裁選に出ていただき続投してもらいたい」

政権に厳しい目が向けられる中、自民党・総裁選を巡る動きも活発になっています。

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