多数の死傷者が出ているイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘開始から9か月となった7月7日、那覇市ではこの問題について考えようと元外交官が講演を行いました。

登壇したのはイスラエルで書記官として2年間赴任した経験を持ち、2018年からおよそ4年間、外務省沖縄事務所の副所長を務めた官澤治郎さんです。イスラエルとハマスの戦闘でガザ地区では、これまでに死者が3万8000人あまりにのぼり、官澤さんは、「去年の出来事だけではなくこれまで続く歴史的な背景を知る必要がある」と説明しました。

▽沖縄グローバルセンター 官澤治郎さん:
「(ガザの問題は)なかなか沖縄だと何が起きているかというのが分かりにくいテーマでもあるので、少しでも周りの人に現実をお伝えすることが自分にとっても責務」

官澤さんは世界に目を向け、紛争などの事実を知ることの大切さを強調しました。

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