林官房長官は8日の記者会館で、7日に投開票が行われた東京都議補欠選挙で、自民党が候補者を立てた8つの選挙区のうち2つしか勝てない惨敗を喫したことについて「政府としては、選挙を通じた国民の意見にしっかりと耳を傾けことが重要だ。国民の政治に対する不信の声を真摯に受け止めつつ、能登半島地震の復旧復興、成長型の新しいステージに向けた経済の再生、複雑さを増す国際関係の中での外交など、引き続き先送りできない課題に専念して、結果を出していきたいと考えている」と述べた。

東京都知事選で小池知事が3選を果たしたことについては「地方選挙については地方経済の発展、住民生活の向上といった様々な地域の課題に対して、各候補者が実績や今後の取り組みを訴えそれに対して地元の皆さんが判断されるものと承知している。政府としては東京都を含め地方の意見に耳を傾け、丁寧に政策運営を行っていく」と述べるにとどめた。

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