国賓待遇でワシントンを訪問している岸田首相は、11日午前0時からバイデン大統領との日米首脳会談を行い、日米を「グローバルパートナー」と新たに位置づけるなど、安全保障分野での協力強化を打ち出す方針。
首脳会談は、日本時間の11日午前0時から始まる予定で、最大の柱が安全保障分野での協力強化となる。
自衛隊に、統合作戦司令部を創設することに伴う、在日アメリカ軍との連携強化で合意するほか、米英豪3カ国の枠組み「AUKUS(米英豪)」と日本の協力の在り方も検討する見通し。
同行筋は、「日米をグローバルパートナーと位置づけたうえで、重層的な枠組みを構築する」と話していて、会談後には両首脳が会見を行い、共同声明を発表する予定。
これに先立ち岸田首相は、日本時間の10日朝、裕子夫人とともにホワイトハウスを訪れ、バイデン大統領夫妻から笑顔で迎えられた。
その際、両首脳が互いに贈り物を交換し、岸田首相からは、地震の被災地・石川県の「輪島塗」のコーヒーカップとボールペンのほか、沖縄県産のコーヒー豆や日本のキャラクターのおもちゃなどを贈り、バイデン大統領からはアメリカを代表する歌手、ビリー・ジョエルさんのサイン入りレコードなどが贈られた。
その後、岸田首相は、バイデン大統領の専用車に同乗して、ホワイトハウス近くのレストランで両夫妻で夕食をともにするなど、首脳会談に先立ち、緊密な日米関係を示す日程が続いている。
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