岸田首相は、G7(主要7カ国首脳会議)などに出席するため、12日午後から5日間の日程で、イタリアとスイスを訪問する。

訪問のポイントについて、フジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が報告する。

13日に開幕するイタリアでのサミットには、ウクライナのゼレンスキー大統領も出席する予定で、G7が凍結したロシア資産の活用策で合意できるかが焦点となる他、ロシアと北朝鮮の軍事協力についても協議する。

また、中東情勢や威圧的行動を続ける中国、AI(人工知能)の在り方を協議し、共同声明をまとめる見通し。

滞在中、岸田首相は約1年ぶりにゼレンスキー大統領と対面で会談し、復旧・復興の支援強化に向けて二国間協定を結ぶ方向。

その後、スイスに移動し、ウクライナの和平案を話し合う平和サミットに出席する予定。

難題山積の外交に集中したい岸田首相だが、野党側が内閣不信任案の提出を視野に抵抗を強め、予断を許さない終盤国会の中での外遊となる。

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