公明党の山口那津男代表は12日のラジオ番組で、今秋に予定される2年に1度の定期党大会について「時期をずらすなど配慮を巡らせたい」と述べ、開催を延期する可能性に言及した。自民党総裁選や衆院解散・総選挙の状況によっては、自身が代表を続投する可能性をにじませた。
山口氏は2009年から代表を務めており、8期目にあたる今の任期は今年9月まで。党大会で党代表選の結果が承認される仕組みになっている。
山口氏は、同じ9月に予定される自民党総裁選について「新しい総裁が誰になるか分からない。そのもとで(衆院)解散が行われるかもしれない」と指摘。「その最中に突然(公明代表を)代われ、というのは公明党自身の力を結集できるのか」と疑問を呈した。
今国会会期末の解散については、「この支持率では簡単ではない。そういう状況も(岸田文雄)首相はよく認識されているのではないか」と改めて慎重な考えを示した。【野間口陽】
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