新潟県三条市の下田地域では、ヒメサユリに異変が起きています。

15日から『越後三条・高城ヒメサユリ祭り』が始まったのですが…

【実行委員会 熊倉芳和会長】
「まとまって咲いていますよね、つぼみとか開花したものが。あの状態のものがここ全体にあったんですよ…。それが無くなっているんです」

登山道はヒメサユリの群生地になっていて、例年なら今頃はたくさんの花が咲いている景色が広がっているのですが、今年は1割ほどしか見られません。
確かにつぼみがついていたにもかかわらず、開花し始めた12日には多くの花がなくなっていたというのです。

「ここから上が花だったんですよ、開花した花。そこを食い散らかすと…。被害にあった茎を確認してもらったら、シカの可能性が大きいですねということで、これだけ準備したのに寂しい限りです」

実行委員会によりますと、これまでこういった被害はなかったということです。

【毎年ヒメサユリを見に来る人】
「少ないですね。数がもっといっぱいあるといいんだけど、やっぱり残念ですよね。それになんとか復活してもらいたいね」

実行委員会では今後さらなる被害を防ぐため、音で動物を追い払う装置や夜間の侵入を防ぐためのライトなどを設置しましたが、31日だった当初の予定を切り上げ、今年の祭り期間は19日までのたった5日間にやむなく短縮することにしたということです。

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