山梨県富士河口湖町は14日、宿泊税の導入を検討する作業部会を設置する方針を明らかにした。早ければ2026年度中の導入を目指す。同町は訪日客らによるオーバーツーリズム(観光公害)が課題で、コンビニ前の富士山の写真スポットでは、富士山を見えなくする巨大な黒幕の設置工事を進めている。

 町によると、月内にも町職員による初会合を開き、使途や金額などを話し合う。担当者は「訪日客が急増する一方、少子高齢化が進み、現状の税収だけでは観光整備に対応しきれない」と語った。

 町中心部のコンビニには、屋根越しの富士山を撮影しようと観光客が殺到し、道路横断などのマナー違反が続出した。

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