広島・世羅町が日本の航空会社とタッグを組んで開発した料理がお披露目されました。世羅町の新たな魅力になるのでしょうか?

花の駅せらで、客室乗務員が摘みとり体験をしているのは、食べられる花、エディブルフラワーです。

客室乗務員
「実際に自分で摘んで、後で料理に使われると思うとわくわくする」

世羅町は、一面の花畑や果物狩り観光などが有名ですが、冬場の観光の目玉があまりないことが課題でした。そこで、9月から観光協会や農協などが「料理」で新たな魅力を作りだそうと、日本航空とタッグを組みました。

世羅の食材を使ったレシピを考案したのは、JALの国際線ファーストクラスで提供される機内食を手掛ける 塚原淳 シェフです。

JALロイヤルケータリング 塚原淳 シェフ
「(世羅の)いろんな食材を知らない食材を目の当たりにして、これをなんとかまとめてみなさんに食べていただけないかなと思って今回の料理を作りました」

世羅産の肉・野菜に米、キノコやフルーツなど食材にこだわりぬいた料理が、生産者や観光業者など50人にお披露目されました。この料理は、温度管理など機内食の高い安全基準を満たしているそうです。

世羅みのり牛を低温で6時間かけて調理したローストビーフ丼をはじめ、松きのこをピカタやソースとして使い、サラダにエディブルフラワーが添えられるなど、見た目も美しい2つの料理ができあがりました。

みのり牛の生産者
「おいしいですね。この肉を作っていると思うとうれしいです」

松きのこの生産者
「みなさんにお届けしたい。いい食感と香りが活きていると思います。本当にありがとうございます」

旅行業者
「あらためて広島の食材はおいしいなと思ったので、県内のみなさまに食べてほしい」

せらワイナリー 渋川祐樹 シェフ
「料理を出し終えて、ほっとしてます。世羅をふんだんに使った料理を考えていただいたので、それを食べて、世羅を好きになってもらって、次回、また楽しみに来ていただけたら」

この料理は、来年1月11日から数量限定で提供され、予約も可能ということです。世羅町では、料理とあわせて食材の収穫体験なども新たな観光の目玉にしたいとしています。

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