冬期間、雪が降り積もる中で注意したいのが車の運転です。
新潟市で19日、中央区にある企業の社員を対象に、警察による『冬道の交通安全講習』が開かれました。
大切なのは「KY」なんだそうです。

一見すると運転のシミュレーション動画を見ているだけのようですが、参加者の手にはボタンが…。
実はこれ、映像の中で「危ない!」と思ったときにボタンを押すことで、危険予測を体験できるもの。
その名も、『KYT(危険予測トレーニング)動画』。
ボタンを押して“危険を予測できていたか”を振り返ることができるそうです。

たとえばこんな場面…。
カーブのある雪道を進んでいた時に、対向車と衝突してしまったケースです。

【新潟県警本部 交通企画課 樋口恵子 安全対策係長】
「わだちが3本しかないので、自分の車両の2本と対向車の2本で、お互いに真ん中のわだちを優先してそのまま進み続けたためにぶつかってしまった」

事故が起こる『かもしれない』と予測し、スピードを落として、すれ違えるようにすることが大切です。

新潟警察署が実施した今回の講習会に参加した八千代エンジニヤリング北陸支店は、業務で車を運転する機会があるなかで新潟県外出身の社員も多く、雪道の事故防止につなげようと開催を希望したそうです。

「ボタンを押すタイミングがちょっと遅くなった…」
「きっと運転の時もそうなるんだろうと思ったので、気持ちを落ち着けるというか、余裕を持った運転をしなきゃいけないなと」

【新潟警察署 交通課 金子恵美 交通指導係長】
「早く判断をする、運転の行動を起こす、というところを気を付けてもらい、『スリップするかもしれない』、『凍結していてブレーキを踏んでもすぐ止まれないかもしれない』というのを、皆さんには予測しながら運転していただければ」

冬場の運転では、いつも以上に、“KY(危険予測)”を心がけていきましょう。

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