外国人観光客らでにぎわう東京・浅草の仲見世通り=4月

 1~11月に日本を訪れた外国人客が推計で3337万9900人となり、通年で過去最多だった2019年の3188万人を超えた。政府観光局が18日発表した。円安や日本文化の根強い人気から、25年も好調を維持する見通し。他方、交通渋滞や混雑などの「オーバーツーリズム」が各地で発生。政府が掲げる「30年に訪日客6千万人」実現には、地元住民の生活環境維持との両立が課題となりそうだ。

 11月の訪日客は前年同月比30.6%増の318万人だった。1~11月はすべての月で前年比30%以上の伸びとなり、来月発表の12月分を待たずに通年の記録を更新した。

訪日客数の推移

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