子どもの気持ちに合わせた関わり方を学んでもらおうと、高知市の高校生が幼稚園児たちと体を動かし交流しました。

(宮本忠男さん)
「ジャンプしながら回るぞ~」

高知市の杉の子せと幼稚園の園児達と遊んでいるのは、春野高校で保育や福祉などを学ぶ生徒たちです。幼い子どもたちと実際に触れ合い、子どもの気持ちに合わせた関わり方を経験してもらおうという取り組みで、27日は、幼児体育研究家の宮本忠男(みやもと・ただお)さんを招きました。

宮本さんによりますと子どもたちが「楽しい」と感じる遊びには「競争・模倣・偶然・めまい」のどれかの要素が入っているといいます。27日の授業でも、くるくる回る運動やお兄さん、お姉さんの真似をする運動などが取り入れられ、園児たちは体をいっぱい動かし、楽しんでいました。自分たちと一緒に喜び、自分たちと一緒にチャレンジしてくれた生徒たちのことを、園児たちも大好きになったようです。

(園児)
「遊ぶの(が楽しかった)。(Q.お姉さんと遊んでみてどうでしたか?)楽しかった」
「走るのが楽しかった」

(生徒)
「動くときに別のところを見ていたのが大変だったけど、ちゃんと目を見て話したらちゃんと聞いてくれたのでよかったです」

(幼児体育研究家 宮本忠男さん)
「子育てに関して知識とかをスマホで調べてもなかなかその通りにはできなくて、高校の時に知っておくことが子どもの発達には大事。どうやって共感したらいいのかをこの授業で学んでもらえたら」

春野高校は今後もこうした交流を続け、生徒の進路指導につなげたいとしています。

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