高知県産の食材を使ったフランス料理を通して、子どもたちに「高知の食」を学んでもらう「食育学習」が、高知市で行われました。
この「食育学習」は、高知県仁淀川町で食品の製造や販売を行う「フードプラン」が、町の教育委員会と連携して毎年実施しています。子どもたちに高知の「食」を学んでもらい、将来に役立ててもらうことが目的で、土佐経済同友会やロータリークラブなども協力しています。
14回目を迎えた20日は、仁淀中学校と池川中学校の1年生、31人が参加。生徒たちは、高知で作られているナスやニラ、ショウガといった身近な野菜が「全国1位の生産量」であることや、「農薬を使わずに天敵の虫を使って害虫を排除する」など、県内で環境に配慮した農業が行われていることを学びました。
このあと、待ちに待ったメインイベントです!生徒たちに提供されたのは、高知県産食材を使った、フランス料理のフルコース。前菜には、生徒たちが暮らす仁淀川町産のケールやベビーリーフが入っていて、カンパチのローストには「県産の四方竹」がのせられています。
ホテルのスタッフに、ナイフやフォークの使い方をレクチャーしてもらったあと、生徒たちは、学んだばかりのテーブルマナーを意識しながら、少し緊張した様子で本格的な料理を堪能していました。
(中学生)
「全部おいしかったけれど、魚がおいしかった。ナイフを使うときがあったら、習ったことを使いたい」
「不思議な味。仁淀川町で採れるものやいろんなところで採れる食材を、いろんな人に広めていって、いろんな人に食べてもらいたい」
(フードプラン 森下由朗 代表取締役)
「人間、人に喜んでもらうことが楽しいことだと思いますので、子どもたちに『おいしかった』『楽しかった』と帰ってもらえるのは、一番うれしいですね。食を扱っている会社ですので、その食を通しての地域貢献は大切なことだと思いますので、それが(食育を)続けられている理由だと思う。」
「フードプラン」は、高知の食を若い世代に引き継いでいくために、今後も食育学習を継続していくとしています。
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