世界の料理を求め、やってきたのはこちらのお店。
ですが、じつはここ、特定の国の料理を出すお店ではないんです。
というのも・・・
---伊藤篤史さん「ここでは世界各国のお料理を食べられます。僕は2011年から2015年まで自転車で世界一周をしていました」
伊藤さんは、南北アメリカ大陸からアフリカ大陸、ヨーロッパ、中央アジアから東南アジアへと、自転車で71か国を4年間かけて旅行。
って、すごっ!
---伊藤篤史さん「長旅だったので、なるべく安い旅をしていたので、各国の高級料理はほとんど食べていないんですね。僕が自転車で立ち寄った食堂とか屋台とか、そういったストリートフードの中から作っています。」
世界一周旅行の経験をいかし、伊藤さんは3年前、多国籍料理で旅人をもてなす
レストラン兼宿泊施設「ラウニオン」をオープンさせたんです。
今回は、そんな世界71か国を旅した旅人の料理を、出不精のこの男が実食!
---伊藤篤史さん「お待たせしました、ラウニオンの『香港風フレンチトースト』です。」
---カガちゃん「香港風のフレンチトースト?」
こちらのフレンチトースト、どこが「香港風」かというと・・・
---カガちゃん「何か特徴があるんですか?」
---伊藤篤史さん「香港は忙しい国なので、パンに卵液をサッとつけて、油で揚げるところが特徴です。」
そしてこのフレンチトースト、「香港のテイスト」だけじゃないというんです。
---伊藤篤史さん「中に『アルゼンチンのキャラメル』を入れています。」
香港風だけど、アルゼンチンってどういうこと?
---カガちゃん「中がしっとり!このキャラメルはおいしいですね。これはアルゼンチンでよく食べられるものなんですか?」
---伊藤篤史さん「そうですね、アルゼンチンのキャラメル『ドゥルセ・デ・レチェ』というんですけど、どんなパンにつけてもおいしいんです。」
---カガちゃん「これはおいしいよ!でもこれ、なかなか日本では手に入らないですよね?」
---伊藤篤史さん「そうですね。」
そしてこんな料理も…
オーブンから出したトレイには、こんがり焼かれたお肉が!
こちらの料理の名前は「ジョージア風チキングリル」!
---伊藤篤史さん「ジョージア・アゼルバイジャン・アルメニアはコーカサス地方と言われていて、その中で特にジョージアはお食事がおいしいことで有名です。『フメリスネリ』という、ミックススパイスを使ってソースを作ったりするんですけど、ウチのチキンもそれを使った味付けにしています。」
さらに、こんな料理も…
---伊藤篤史さん「お待たせしました、『ペルー風牛肉の中華炒め』です。」
ペルー風の中華炒めって、これまたどういうこと?
---カガちゃん「『ペルー』の『中華炒め』になってるんですか?」
---伊藤篤史さん「ペルーは中国の移民の方が非常に多くて、首都にも大きな中華街があるくらい、大きなコミュニティがあるんですけど、この料理は、南米の食材であるジャガイモとトマトを使って中国移民が作った炒め物で、ペルー料理のド定番です。」
---カガちゃん「地元では親しみのある料理なんですか?」
---伊藤篤史さん「ペルーの牛丼くらい・・・」
---カガちゃん「いただきます。中華なので味付けに特徴がありますね。」
---伊藤篤史さん「お酢で味付けしているのでちょっと酸っぱいです、あと、しょう油も入っています。」
お酢としょう油を使っているので、日本人にもなじみのある味です!
そしてセットメニューに含まれる、こちらは?
---カガちゃん「小皿に載っているこれはなんですか?」
---伊藤篤史さん「ネパール風の小籠包です。」
---カガちゃん「ネパール風というのは?」
---伊藤篤史さん「カレーですね(笑)」
豚ひき肉にカレー粉を練り込んだ、ネパールの小籠包「モモ」。トマトソースをつけていただきます!
さらにこちらは、トルコ料理「レンズ豆のスープ」。
って、このメニュー、一皿に何か国の料理入り?
---カガちゃん「食事をしながら、いろんな世界に旅行ができる。こんなんでよろしいでしょうか?ボン・ボヤージュ(笑)」
世界一周をした旅人が作る多国籍料理。
「ラウニオン」で「おいしい世界旅行」はいかがですか!
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『ふくしまSHOW』(福島県域)水曜よる7時~
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