ヤマトホールディングス(HD)は12日、人工知能(AI)技術を活用し、サイネージ(電子看板)上のキャラクターが訪日客を案内する実証実験を羽田空港で始めた。日本語と英語、中国語に対応し、宅配便の発送や手荷物の一時預かりサービスのほか、空港施設などを案内する。実用化すれば、受け付け業務の負担軽減が期待できる。

実証実験は、羽田空港第2、第3ターミナルにあるヤマト運輸の国際線手荷物カウンターで12月8日まで実施する。看板に向かって話しかけると、スタートアップ(新興企業)のSpiral.AI(東京)が開発したAIキャラクター「ケンゾウ」が質問に答える。今後、訪日客が多い他の場所でも実証実験を検討する。

ヤマトホールディングスが羽田空港に設置した訪日客案内サイネージ(電子看板)=12日午後、東京都大田区

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