じゃれ合うジャイアントパンダの雄シャオシャオ(左)と雌レイレイ=12日午後、東京・上野動物園

 上野動物園のジャイアントパンダの双子、雄シャオシャオと雌レイレイが16日から別々の部屋で展示されるのを前に、2頭がじゃれ合う姿を見納めようと多くのファンが12日、長蛇の列を作った。同じ部屋で展示されるのは14日まで。

 野生のパンダは群れをつくらずに単独で生活する。2頭は昨年3月に母親シンシンから親離れした後も一緒に暮らしてきた。成長とともにじゃれ合いが激しくなり、けがを防ぐため、3歳を迎えるのを前に分離することにした。

 月に1度は訪れるという川崎市の会社員山野麗香さんは「最後に一緒にいるのを見に来た。ばらばらになる日が来るとは分かっていたが、仲良しなので切ない」と話した。

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