高知県出身の俳優、高知東生(たかち・のぼる)さんが主演を務めた映画が高知市で公開され、初日の舞台挨拶に高知さんらが登壇しました。
高知市の高知あたご劇場で6日から公開されている映画、『アディクトを待ちながら』。薬物やアルコールなどによる依存症からの回復を題材にした作品です。主演は県出身の俳優、高知東生さん。他にも、依存症だった経験がある俳優が出演しています。初日の舞台挨拶では、高知さんと、「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子(たなか・のりこ)代表が登壇し、「依存症の回復に必要な支えを伝えたい」などと語りました。
(高知東生さん)
「正直言ってスクリーンの内側に戻れるとは思ってなかった。でも生き直して一歩一歩自分を信じてやっていると、無限大の可能性でどうであれ人間というのは、いつからでもいくつからでもやり直せる。そうしているとまた未来が見えてくる。本当に僕はエンタメを使って今苦しんでいる人に『あきらめるな』と伝えていきたいし、そういう役割をしていきたい」
この後サイン会も行われ、高知さんは訪れた人たちと交流しました。『アディクトを待ちながら』は、高知あたご劇場で11月22日まで上映されます。
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