高知県室戸市で400年以上続くとされる佐喜浜八幡宮の例大祭が行われました。見どころの1つ、「佐喜浜俄(さきはまにわか)」も披露され、会場は笑顔と歓声に包まれました。

佐喜浜八幡宮の例大祭は、毎年10月の第二日曜日に行われています。境内や参道では、見どころの1つ獅子舞が披露されました。「狂い獅子」とも言われ、獅子の猛々しさをリアルに表現しています。

この後、もう1つの見どころ、「俄(にわか)」の奉納が行われました。「俄」とは、江戸時代から伝わる即興劇で、小中学生や大人たちが時代を風刺した芝居で観客の笑いを誘います。

(サルに扮した演者)
「この町は家はいっぱいあるがやけど、人がほとんどおらん。高齢者ばっかり。おかげで追いかけられる心配がないき、おらも暮らしやすうて助かっちゅう」

観客と出演者が一体となって大いに盛り上がり、会場は笑顔と歓声に包まれました。

(観客)
「毎年、『俄』全然違うしね、楽しかった」
「いつ見ても聞いてもいいです、別格です、佐喜浜の俄は」

400年以上続くとされる佐喜浜八幡宮の例大祭。今年も地域の人たちの思いが、脈々と受け継がれました。

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