福岡市動物園では、2017年から「人気者」のゾウがいない状態が続いています。福岡市は今年中にミャンマーから4頭のゾウを受け入れる予定で、準備を進めています。
ゴールデンウィーク3日目、あいにくの雨となりましたが、福岡市動物園は子供たちで賑わっていました。その子供たちが楽しみにしているのがー
子供「ゾウ!」
「ゾウ!」
人気者だったゾウの「はな子」
福岡市動物園にはかつて、アジアゾウのはな子がいました。1973年にやってくると、園の人気投票で1位になるなど、多くの来園者を楽しませてきました。
飼育員「正面から入ってすぐゾウがいたので、最初は記念写真を撮るのがゾウだった」
2017年、はな子が死んで以降福岡市動物園にゾウはいなくなりました。福岡市は2019年に姉妹都市のミャンマー・ヤンゴン市と動物交流に関する覚書を締結。2022年春にアジアゾウ4頭を受け入れる準備を進めてきました。
しかし、新型コロナの感染拡大やミャンマー国内のクーデターなどの影響で2年以上、受け入れが遅れていました。4月22日の会見で福岡市の高島市長は次のように語りました。
福岡市 高島宗一郎市長「できるだけ早くと思いますけれども、また国の慣習だとか、いろんなものも違いますし。暑くなる前には来てほしいなと思っています」
メス3頭とオス1頭が福岡市動物園へ
今回、受け入れるのは22歳と3歳のメスの親子と、14歳のオスと12歳のメスのあわせて4頭。動物園でも受け入れの準備が進んでいます。
飼育員「鼻を使って触ったり確かめたりするけど、それを利用して中におやつやおもちゃを用意して、動きの複雑さを見てもらう」
「野生のゾウは信じられないくらいの坂を上る。土壌が崩れなければ、あれくらいの坂は上る」
ワシントン条約で希少種の売買・譲渡は禁止されていて、今回の4頭は研究・繁殖を目的としてミャンマーから受け入れます。
飼育員「ゾウは社会性の強い動物、今回は家族、4頭でやって来る。ゾウ同士のコミュニケーション、家族の形も楽しんでほしいし、色々な動きも観察できる施設も用意したので凄さを見てほしい」
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