お笑いコンビ「矢野・兵動」のボケ担当として関西を中心に活躍する兵動大樹さん。数々の有名番組に出演し、トークのスペシャリストとしてその名をはせてきました。10月、高知でのトークライブをひかえた兵動さんに、ライブの魅力などについて聞きました。
ハンチング帽と黒い太縁眼鏡がトレードマークのお笑い芸人・兵動大樹さん。高知にはお笑いライブなどで頻繁に来ているといいます。
(川見真宵アナウンサー)
「高知には何度か来られたことがありますか?」
(兵動大樹さん)
「高知は結構吉本新喜劇と漫才のセットで呼んでいただいて。高知には来させていただきますね。高知の印象は、やっぱり島崎和歌子さんですかね。めちゃくちゃ良くしてくれてはって。ちょっとなんか面白いエピソードできへんかなと思って(高知の)まちうろうろしてたら、島崎和歌子さんのポスターありすぎてちょっとわろてまうという。あと食べ物が美味しい。お酒美味しい。僕お酒好きなので、月1回ぐらい来たいと思ってるぐらいすばらしいまちです」
個人のYouTubeチャンネルでは一人呑み動画を配信していて、兵動さんがひとりで気ままに飲み歩く動画は多い時で50万回以上再生されるほどの人気です。
同じくお酒が大好きな私、川見と盛り上がったのは、兵動さん流のある「お酒の飲み方」です。
(川見真宵アナウンサー)
「兵動さんの『ゴリラ割』っておっしゃってるあの…」
(兵動大樹さん)
「そうなんですよ。『ゴリ割』いうてね。生配信でよく言うてるんですけど。『ゴリラでも酔う割り方』言うて」
(川見真宵アナウンサー)
「私も1回あれにチャレンジを…」
(兵動大樹さん)
「やめてやめてやめて!危ない危ない危ない!(笑)これぐらいのグラスに、ハイボールなんですけど、ここぐらいまでいれるんですよ、酔うてきたらね、ソーダなんかちょっと入れるぐらいでずっと飲んでるんですけど、こんな女性はマネせんほうが全然いいと思いますけど。でもね、楽しく飲めて、だから楽しみでしかたがないですね、高知でお酒いただくのは」
兵動さんは10月13日に高知市でトークライブを控えています。
(川見真宵アナウンサー)
「いま全国各地をツアーで巡られていて10月にはまた高知でもイベントをしてくださるということなんですが、今回どういった内容になっているんでしょうか」
(兵動大樹さん)
「これはですね、僕が日常あったこととかをひとりでべらべらべらべら喋るだけの大体1時間半から2時間、ちょっと調子乗ったら2時間超えるときもあるんですけど」
「今は自分の『老い』について語るとか、『記憶力がこんなにあかんようになんの!?』とか、急に肩が『うわーっ!』ていうぐらい痛くなるとか。呑んでた時におっさんが『お前今からこんなんなんで、あんなんなんで。身体もこんなんなんど』って言われて若い時に『そんなわけあるかアホ』と思ってたんですけど、その通りになっていったんですよ。で、そういう話をするので多分若い方は共感できるかどうかは別として若い方にも来て欲しいです。『将来こうなんの!?』っていうのもぜひ見ていただきたいし。年齢問わず小さいお子さんから僕の人生の先輩まで来ていただけたらありがたいなと、みなさん自身でいろんな視点で楽しんでもらえたらうれしいですかね」
「日常の出来事をしゃべるだけ」という兵動さんですが、このインタビューでも兵動さん節がさく裂!こんな話をしてくれました。
(兵動大樹さん)
「昔、東京から大阪戻るときに最終の新幹線乗ってて。前のほうで大きい声で関西弁のおっさんが電話してて、『うるさいなぁ』おもとって、満席で。その瞬間どっかから『うるせえ、静かにしろ!』電話がピタッと止まって。かっこいいおっさんおるなと思ったら、電話してたらしきおっさんが立ち上がって『誰や、今言うたん』って後ろふりかえって。『やばー』ってなった瞬間おっさんから後ろ全員寝たふりになって。ほんで薄目開けて『今どうなってんのかなぁ…』って」
「そういうところなんですよね、どうなってんのかなと思ってしまう。薄目開けて横パって見たら、さっきまでパソコン打ってた兄ちゃんも寝たふりしてる。『あかん、おもろい、わろてまう』と思って、僕、通路側やったんですけど窓側見たら、おにぎり弁当食べてはったんですね」
「おにぎりココで寝てるおっさんおったときは、もう本当に笑いが耐えられなかったという。そういうことを見てしまうというか、発見してしまうというか、そういうことばっかり喋ってます。今回も」
高知での以前のトークライブは2019年。その時の印象について聞いてみると。
(兵動大樹さん)
「2019年に野市のほうでライブをやらせていただいて、“1人しゃべり”なんですけど、今回のような。その時感じたのは『ざっくばらん』というか、『ご陽気なお客様』っていうか。大きく笑うところは笑っていただけるし、聞くところはちゃんと聞いていただけるというか。“1人しゃべり”なので今回のライブは。お客さんが相方になっていただくっていうのが一番大事で、お客さんがわっと盛り上がってくれるとこっちも乗っていってっていう形がどこでやるのも大事なんですけど。高知はお客さんに乗せていただけるっていうのがすごくします」
(川見真宵アナウンサー)
「兵動さんの公演の中で、どんな時間を過ごして欲しいですか」
(兵動大樹さん)
「“元気”になって帰ってほしいかな。僕ほんまビビりでどんくさくて“びっくりしい”なおっさんでも、『毎日それを“面白い”と思って生きてる人がおるんだ』と思って、ご自身のちっちゃいことで悩まずにそれはもう『人生のネタになるで』ぐらいの気で思っていただける時間になって、大いに笑っていただくというか、“無”になってもらってもええかなと思います、その瞬間。で帰るときは、『あぁ、あんなおっさんもおんねんから、またあしたから楽しんで生きていこう』と思ってもらったらええかなと」
身の回りの出来事をおもしろおかしくトークに昇華する兵動さん。見る人に笑いと生きる希望を与える白熱のステージは必見です!
(兵動大樹さん)
「『兵動大樹のおしゃべり大好き。46』10月13日日曜日でございますね、高知県立県民文化ホールオレンジホールで開催いたします。まだまだ席に余裕ございますので、笑いに来ていただいたらありがたいです」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。