斉藤鉄夫国土交通相は27日の記者会見で、海外富裕層の訪日客を地方に呼び込むモデル地域に「山形」「佐渡・新潟」「富士山麓」の3エリアを追加したと発表した。高級宿泊施設の整備や文化体験ツアーの開発を後押しし、先行事例として全国に紹介する。斉藤氏は「観光を通じた地域活性化を促進していく」と述べた。

 富裕層は1度の旅行で100万円以上消費する訪日客を想定している。

 モデル地域は2023年に全国の11エリアを選定。ツアー開発の専門家を派遣し、事業資金の調達やガイド人材の育成を支援している。

 訪日客は、約7割が都市部に集中しており、地方への誘客や消費拡大が課題になっている。

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