パリパラリンピックで銀メダルを獲得した鬼谷慶子(おにだに・けいこ)選手が、母校の高知学芸中学高校でメダル獲得を報告しました。
パラリンピック、パラ陸上・女子円盤投げ(F53)で銀メダルを獲得した鬼谷選手、26日、大会後初めて母校を訪れました。
大会直前は調子が悪く「不安だった」という鬼谷選手ですが、“逆境”を打破し自己ベストを更新して銀メダルを獲得した経験から、生徒たちに“この言葉”を贈りました。
(鬼谷慶子選手)
「『どんな結果であっても、そう簡単に自分の価値は変わらない』、ということを思い出して、ならば、『結果を気にせずに、試合の瞬間にベストを尽くすだけだ』と、試合に集中することができたと思います」
(陸上部の後輩 高校1年 須山日陽さん)
「(本番で)自己ベストを記録、しかも『全6投とも』っていう、本当に尊敬しかないですし、私も見習って、高校の陸上競技を頑張っていきたいと思いました」
大会前も学校を訪れていた鬼谷選手は、後輩たちから寄せ書きされた日の丸をパリに持っていき、“学芸のパワー”を感じていたといいます。
(鬼谷慶子選手)
「(国旗は)メダルが決まった時に、スタンドにいた家族から受け取って掲げたんですけど、学芸のみなさんと一緒に喜べているような気持ちで、少し“恩返し”ができたかなと思います」
最後に、在学中に投てき種目の指導を受けた陸上部の中平信年副顧問と、同じく陸上部の“恩師”井口将志顧問にメダルをかけ、鬼谷選手は“最高の恩返し”を果たしました。
(陸上部 井口将志 顧問)
「すごい!重たいですね、やっぱり。いろんな思いが詰まっていると思います。ご苦労さまでした」
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