男性の美容意識が高まり、脱毛・ネイル・眉毛ケアなどなど、市場は過去最高規模になっているともいわれ、月に数万円もかける男性も珍しくないそうです。
なぜ、男性はキレイになりたいのか?
そして、どう綺麗になるのでしょうか?
男が美容なんて!なんていう考え方は、もう古いのかもしれません。
【20代】
「みんなやってますね。薬塗ったりとかスキンケアしたりとかマッサージとか…」【30代】
「化粧水をするくらいはしていますね。肌が結構乾燥肌なので、手入れをしないとボロボロに…」
【40代】
「お風呂上りと朝の洗顔時に化粧水を…。できるだけ老化しないように」
日本最大級の情報サイトが2024年に行った『メンズ美容についての意識調査』では、「美容に興味がある」との回答が全ての年代で半数を超えています。
男性の美容サロンの市場規模は、2024年には9720億円となり、過去最高になる見込みで、いまや1兆円市場目前です。
新潟市中央区にある眉毛サロン「Eyebrowsalon Aʼvi(アイブロウサロンアヴィ)」では利用者の9割が男性。
しかも徐々に増えているそうで、代表の兼平朋美さんは、新型コロナウイルス禍が関係しているのではと話します。
「みなさんマスクの需要で目元が見えるので、眉毛を整えると表情が全く違うと、男性が気になって来てくれるようになった」
眉毛のスタイリングのほか、脱毛やネイルケアが人気で、顧客も若い人に限らないそうです。
「実はすごく幅広くて、もちろん20代の方で眉毛のスタイリングをする方が圧倒的に多いんですけど、当サロンの特徴は、30代・40代・50代の方もいらっしゃって」
取材に伺ったこの日、最初に入店したのは21歳の男性。
7月から通い始めているそうで、今回は「眉毛のカラーとスタイリング」とのこと。
「前回は平行な形でさせていただいていたみたいで、今回はどんな?」
「平行で、今回も同じようにお願いします」
まずはブリーチをして、眉毛の色を抜きます。
10分ほど経ったら下書きをして、形が決まったらワックス脱毛です。
― それって痛いんですか?
「痛いですね」
スタッフに伺ってみると…
― 気持ちいんですか?抜けると
「めっちゃ気持ちいです。いっぱい取れた!って」
同じ所を2回ほど処理した後、毛抜きやシェーバーなどで整えて完成。
比較してみると一目瞭然。
眉毛の形を整えるだけで、顔立ちもすっきりしてキリっとした印象に。
オプションで小鼻のケアとフェイスパックもあわせ、所要時間は1時間20分・合計1万2650円でした。
― 月にかける美容代は?
「大体2万円くらいですかね」
「SNSとかを見ていて、肌のきれいな人たちを見て羨ましいなと。それをきっかけに自分も頑張ろうかなと思って始めました」
「一番の魅力はやっぱり、自信がつくところですかね」
一方こちらでは、45歳男性がヒゲ脱毛を行っていました。
特殊な光を照射し、およそ30分で施術は終了。1万2500円です。
「ヒゲの手入れの回数も少なくなりましたし…。最初は痛かったですけど、その痛みも報われましたね」
「リセットできるというか、普段の自分とはまた印象が変わるのかなと」
【アヴィ 兼平朋美 代表】
「印象アップにつながればビジネスにもつながりますし、決して自分がモテるためではなく、周りが一緒に気持ちよく働けるとか、自分のためだけじゃないというところがポイントになると思います」
続いて入店した30歳男性は、眉毛のスタイリングに加え"ネイルケア"も行います。
まずは甘皮などの古い角質を落とし、ヤスリで丁寧に磨いた後にネイル専用のオイルを塗っていきます。
保湿のみならず、健康的な爪が生えやすくなる効果があるということです。
「眉毛だけじゃなくネイルもできるって話だったので、1回やってみようと」
「それが意外に人からも言われることがあったので、爪って結構見られているんだなと感じました」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。